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従ってSR216のS−N線図を使用して得た累積疲労被害度の値に(kc)2.77の値を乗じたものがこの部材の累積疲労被害度となる。
*一般にバラストタンク内部材が200μmの膜厚で塗装されているので、海水温度40℃、200μm塗装のS−N線図(図8.3)を使用すると、kc=1.2となる。そこでSR216のS−N線図を使用して得た累積疲労被害度の値に(1.2)2.77=1.67倍してバラストタンク内部材の累積疲労被害度とする。
*SR216の解析手法の検証に使用した船のうちからB/Cとコンテナ船のバラストタンク内肋骨についてこの手法によりそれらの累積疲労被害度を計算した結果からこの判定値を1.0とする。

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図8.2 SR216のS−N線図

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図8.3 中型試験片の疲労強度

 

 

 

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